【映画批評 過去記事から】
 いろいろと観た映画の備忘録2010年6月分です。
 観て気に入った作品全てに言及することは、ある意味難
しいので、「エントリからこぼれた作品をフォローしよう」
というのが主旨ですが、本稿が書き終わるまで、ひとまず
所感を書き留めておいたもの(最近はまずツイッターにコ
メントするのが習慣なので、その文章を加筆修正)も含め
てまとめました。後々、個別にブローアップするかもしれ
ません。


■6/30『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(10 大森立嗣)
ケンタとジュンとカヨちゃんの国 デッドエンドを越えようと模索し、
見えない「何か」と闘い続けるロード
ムービー。
映画批評→



■6/27 『ヴァン・ヘルシング』(04 監督:スティーヴン・ソマーズ)
ヴァンヘルシング ドラキュラ物語などモンスター映画
を、冒険アクションとして組み立て直
した温故知新の一作。
 その映画の角度や基本的キャラクタ
ー設定、アイテムなどアイデアは面白
いものの、十分に活かし切れていない
し、映画のリズムにも緊張感が欠け、
雑然として平板な印象に終始するのが
残念。(天動説)




■6/21『男はつらいよ 柴又慕情』(72 監督:山田洋次)
男はつらいよ柴又慕情 シリーズ第9作、マドンナは吉永小
百合。基本的なストーリーはいつも通
り。展開はやや唐突な気もするけど、
それを言ってもあまり意味はないかも。
 倍賞千恵子って山田洋次作品ばかり
で勿体ないなぁと思った。若い頃にも
っといろんなタイプの役を演じる姿が
観たかったなぁと実感。(天動説)



■6/21 『デコトラ・ギャル奈美』(09 監督:城定秀夫)
デコトラギャル奈美 粗さや安っぽさが全然ない、しっか
りした映画。編集のつなぎ方とか、細
かいところに神経が行き届いてる感じ
がする。吉沢明歩さんも良いですが、
吉岡睦雄さんがさりげなく素晴らしか
った。映画前半のドラマが後半希薄に
なってしまうのが個人的に残念。でも
面白さ充実の75分。(天動説)



■6/19 『スローなブギにしてくれ』(81 監督:藤田敏八)
スローなブギにしてくれ 80年代当時も大人っぽくて難しかっ
たけど、今観てもまるで歯が立たなか
った…でもなんとなく何かが判るよう
な気もする。こういう大人の映画も意
欲的にラインナップに盛り込んでいた
角川映画って、やっぱりすごい。アメ
リカンテイストな世界に日本風な情緒
的世界を混ぜ込んだ「和風ドレッシン
グ」的な作品。とにかくよく振らない
と分離してしまうけれど、その役目を
担っているの浅野温子。まさに「猫」
のような、そのキュートさが新鮮で魅力的。(天動説)




■6/17 『人間失格』(10 監督:荒戸源次郎)
人間失格 まさに堕落と快楽のロードムービー
的映画。The Fallin Angelというのも
巧い副題で、生田斗真=天使、伊勢谷
友介=悪魔と観ると全体的にしっくり
くる。多彩な女優陣も短い出演シーン
ながら見応え十分。美術やカメラワー
クも良かった。文芸作品の枠を超えて
幻想的なテンポ。この世とあの世の境
目にゆらゆらと漂う葉蔵、その人生は
悲劇か喜劇か、彼を否定するか肯定す
るか、ラストショットがそれを問いかける。 (札幌 蠍座)




■6/16 『純喫茶磯辺』(08 監督・脚本:吉田恵輔)
純喫茶磯辺 てっきりポップなタッチのベタな人
情コメディかと思っていたけど、意外
とシリアスなところも多く、なんだか
しみじみと感動してしまった。宮迫博
之と濱田マリの元夫婦の間で思春期的
に揺れる娘・仲里依紗の関係性の面白
さ、いたたまれないような微妙な空気
感の表現が秀逸。麻生久美子が演じる
ちょっと突拍子のない女性像が斬新。
(天動説)




■6/15 『しんぼる』(09 松本人志監督)
しんぼる 監督第2作は哲学的なシュールさで
凄く面白かった。映画構造的には前作
とは真逆のアプローチ。ストーリー性
ではなくシチュエーションの異常さで
押しまくる。好き嫌いは分かれると思
うけ、個人的にコント的なバカバカし
さが面白かった。特に「寿司と醤油」
のくだりは爆笑。しかし、シュールな
コメディと思って観てたら後半どんど
ん…になってラストが…になる予想外の展開には戦慄させら
れる。もう無条件でこういう映画は好きです。(天動説)




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