【映画批評 過去記事から】
ラッキーナンバー7■2006/アメリカ/ヴィスタサイズ/111分
■原題:Lucky Number Slevin
監督:ポール・マクギガン
脚本:ジェイソン・スマイロヴィック
撮影:ピーター・ソーヴァ
編集:アンドリュー・ヒューム
音楽:J・ラルフ
出演:ジョシュ・ハートネット、ブルース・ウィリス
   ルーシー・リュー、モーガン・フリーマン
   ベン・キングズレー、スタンリー・トゥッチ
   ダニー・アイエロ


 空港のロビーで、青年の前に現れた謎の車椅子の男。男は
20年前のある残酷な物語について語り始める。一方、友人を
頼ってNYに来た不運続きのスレヴンは人間違いされたあげ
く、敵対するギャング同士の争いに巻き込まれるのだが…

 謎めいた人物や事件が絡み合い、パズルを解き明かすよう
なストーリー展開が面白い一編。
 一度提示された場面や映画的要素が次々にひっくり返され
ドラマそのものが二転三転する『オセロ』のような凝った構
成で、そこまでやるかというくらい終始翻弄されっぱなし。
 ある意味痛快で、かつ大胆不敵な「裏と表の逆転」はこの
映画の作りそのものにも当てはまっていて、ポップな痛快犯
罪活劇かと思わせつつ、ラストでは作品全体に隠されていた
ドラマの深さに気づかされ、映画の印象そのものが引っくり
返されてしまいます。鮮やかな背負い投げを喰らい、気がつ
いたら負けていた…そんな感じの作品。
 
 脚本の秀逸さもさることながら、同じシチュエーションや
場面・設定の反復が見事に冴える演出や、軽快なリズムとテ
ンポのある編集、豪華俳優陣による共演も観どころ。

(天動説:映画批評)


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