【映画批評 過去記事から】
天使とデート原題 : Date with an Angel
■1987/アメリカ/シネマスコープ/105分
監督・脚本:トム・マクローリン
撮影:アレックス・トムソン
SFX:リチャード・エドランド
編集:マーシャル・ハーヴェイ
音楽:ランディ・カーバー
出演:マイケル・E・ナイト
   エマニュエル・べアール
   フィービー・ケイツ
   フィル・ブロック
   アルバート・マクレン、ピート・コワンコ
   デイヴィッド・デュークス

 化粧品会社の社長令嬢パティと婚約したジムは、悪友3人
組との独身最後のバカ騒ぎ。酔いつぶれた次の朝、彼は突然
プールに落ちてきた翼の折れた天使を発見する。介抱してあ
げたジムにすっかりなついてしまった彼女をかくまうが、や
がて周囲の人々を巻き込んで大騒動に…


d(>_<  )Good!!(2009/05/03)


 空から落ちてきた天使と、彼女に恋した青年との間に巻き
起こる騒動を描くロマンティック・コメディ。全編ドタバタ
のコメディかと思いきや、「天使」ならではのファンタステ
ィックな要素も盛り込んだポップでキュートな物語になって
います。
 とにかく本作で注目なのは何と言っても、空前絶後の完璧
な天使役を演じるべアールの美しさ。奇妙な天使語を話し、
フライドポテトが大好物というコミカルな魅力も持ち合わせ
たキャラクターとなっていて、まさに天使そのもの。実際、
映画スタッフも衣装を着けた彼女を見て驚いたそうです。
  一方『初体験リッジモンド・ハイ』など、キュートな魅
力では負けず劣らずのフィービー・ケイツが、やきもち焼き
で気の強い女性を好演。そのかなり弾けたコメディエンヌぶ
りも必見です。

 今なら天使の描写はVFXになるのでしょうが、CGがま
だ一般的ではない時代のこと、天使の羽根はフルスケール・
メカニックで表現。当時の合成特撮技術を駆使した飛翔ショ
ットは、今のフィルムに勝るとも劣らない美しい出来映えで
す。べアールが実際に羽根を背負って演技しているからこそ
可能な感情表現や画面の質感は、さながら「天使画」を現実
化したような神々しい雰囲気すら感じさせます。

 そして、軽快に進むドラマはクライマックスでまさかの急
展開。天使と青年の関係はどうなってしまうのか…それは観
てのお楽しみですが、ちょっとした小気味のいい「裏切り」
もあって、一同納得のエンディングを迎えます。
 もしも「本物の天使」に逢ってみたいという方がいたら、
ぜひ本作をご覧になってみてください。
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Name:竹澤収穫



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