【映画批評 過去記事から】
陽気なギャングが地球を回す■2006年/シネマスコープ/92分
監督:前田哲
脚本:長谷川隆、前田哲、丑尾健太郎
原作:伊坂幸太郎
撮影:山本英夫
編集:日下部元孝
音楽:佐藤五魚
出演:大沢たかお、佐藤浩市、松田翔太、鈴木京香
   加藤ローサ、大倉孝二、古田新太
   中山祐一朗、三浦知鉱、松尾スズキ


 他人の嘘を見抜く男・成瀬、正確無比な体内時計とドライ
ビング・テクニックを持つ女・雪子。自称・演説のエキスパ
ート・響野、動物好きの若き天才スリ・久遠。たまたま銀行
強盗の現場に居合わせた彼らは、「自分たちならもっと上手
くやれる!」と考え、独創的な強盗計画を実行に移すのだが、
突如現れた別の強盗にあっさり大金を奪われてしまい…

d(>_<  )Good!!(0000/00/00)

 アタマからシッポまで徹底的に痛快な、無国籍テイストい
っぱいのギャング映画。邦画には珍しい、チームによる犯罪
アクション・ストーリーを、大沢たかおを筆頭にメンバー
4人がテンション高く演じ切っている。

 画面はグラフィック的に凝っていて、衣装や小道具も含め
てアメコミのようなタッチ。比較的多い会話シーンも、画の
構成やタイミングなどいろいろ工夫してあってテンポもよく
飽きさせない。注目は大胆なCGの使い方をしているカーチ
ェイスシーン。これが実に作品のテイストに合ったポップな
表現になっていて意外と違和感がなく、こんなCGの使い方
もあるのかと感心させられる。

 描写をギリギリまで削ぎ落とした思い切りの良いドラマ構
成は、ウエットな部分が控えめで、ひたすら軽快。そのため
に若干判りにくい部分もあるが、現金強奪をめぐる裏切りと
策謀、二転三転するクライマックス、ちょこちょこ入るギャ
グ、4人の軽妙な会話のやりとり等々、その映画的なリズム
に乗るだけでも十二分に楽しめる快作である。
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