【映画批評 過去記事から】
猫の恩返し■2002年/ヴィスタサイズ/75分9秒12コマ
■制作:スタジオジブリ
■監督:森田宏幸 ■脚本:吉田玲子
■企画:宮崎駿  ■原作:柊あおい「バロン―猫の男爵」
■作画監督:井上鋭、尾崎和孝
■作監補:稲村武志、山森英司、田村篤、山下明彦
■キャラクターデザイン・レイアウト:森川聡子
原画:佐々木美和、西尾鉄也、清水惠子、大谷敦子
   児山昌弘、平松禎史、小丸敏行、関口淳、宮崎なぎさ、大塚伸治
   君島繁、粟尾昌弘、鈴木美千代、武内宣之、松本憲生、山川浩臣
   佐藤好春、芳尾英明、尾崎和孝、上田峰子、大谷敦子、杉江敏治
   三原三千雄、山口賢一毛利志乃舞、志村恵美子、中路景子、松尾真理子
テレコム/青山浩行、滝口禎一、横堀久雄、奥村正志、横田匡史、佐藤雅子
   大橋実、山田伸一郎、秦綾子、友永和秀、道籏義宣、田中雄一、武内宣之
   稲村武志、赤堀重雄、大谷敦子

■美術監督:田中直哉 ■色彩設計:三笠修 ■編集:内田恵
■音楽:野見祐二 主題歌:つじあやの
■声の出演:池脇千鶴、袴田吉彦、渡辺哲、斉藤洋介、前田亜季、山田孝之
     佐藤仁美、佐戸井けん太、濱田マリ、本名陽子、岡江久美子、丹波哲郎

 毎日なんとなく周りに流されてばかりの17歳の女子高生ハ
ル。ある日、トラックに轢かれそうになった猫を助けるが、
その猫は猫の国の王子だった。猫王から恩返しに猫の国に招
待されたハルは、謎の声に導かれて、猫の事務所のバロンを
訪ねるのだが…

d(>_<  )Good!!(2016/11/18)


 スタジオジブリ製作で宮崎駿監督以外の手による数少ない
作品の一本。
 等身大の少女の心情を「猫の国」という寓話的世界を舞台
に描き出し、敵味方に分かれながらも「悪人」が一人も登場
しない作劇、空間を意識した舞台設定と、それを十二分に活
用した活劇性個性的な登場キャラクターなど、マンガ映画の
王道ともいうべき魅力が十二分に詰め込まれた作品。
 主人公役・池脇さんの独特のコロコロした可愛い声質がキ
ャラクターにもピッタリで、他のキャストも違和感なくハマ
っています。
 画面はパステル調の柔らかい色調を使い、全体的に明るい
トーンで統一。日常のさりげないシーンの描写や、リアルな
猫の生態と擬人化した猫の描き分け(猫の行進シーン)など
の作画レベルの高さはジブリならでは。
 主題歌「風になる」も作品イメージにぴったりで、映画の
ラストを実に心地よく締めてくれます。
 ジブリと言えば宮崎駿、というイメージですが、この作品
の質の高さはもっと評価されて良いと思います。
(2009/2/25記)
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