【映画批評 過去記事から】
ミッドナイト・イーグル■2007/日本・アメリカ/シネマスコープ/131分
監督:成島出
原作:高嶋哲夫
脚本:長谷川康夫、飯田健三郎
撮影:山本英夫
編集:ウィリアム・アンダーソン
音楽:小林武史
出演:大沢たかお、竹内結子、玉木宏、吉田栄作
   袴田吉彦、坂本爽、金子さやか、波岡一喜
   佐原弘起、濱田岳、橋爪淳、大森南朋
   石黒賢、藤竜也


 戦略爆撃機─通称・ミッドナイトイーグルが、特殊爆
弾を積んだまま、極寒の北アルプスで姿を消した。その
真相を追いかけるうちに過酷な運命に翻弄される一人の
戦場カメラマンと、彼への愛憎の念に揺れる一人の女性
記者。猛吹雪に覆われて陸の孤島と化した雪山で繰り広
げられる、日本の未来を賭けた爆弾争奪戦の結末は?

 本日、地上波初放送。雪山を舞台に、墜落したステル
ス機の謎をめぐるポリティカル・アクション。
 一見ハリウッド大作っぽいけど、ちょっとひと味違う、
日本らしい作品になっています。欲を言えばもっと状況
描写にスケール感があった方が盛り上がったかなぁと思
いますが、雪山で抗戦し続けるカメラマンと自衛隊員、
対策に追われる政府官邸、事件を追う記者の3方向から
丹念に描き込むことで、そこをうまく突破しています。
 ラストは切なくて胸に迫るものがありますが、前向き
に締めくくられて良かったと思います。

 登場人物それぞれにちゃんと血が通ってる感じがして、
俳優陣はみんな良いですが、とりわけ総理役の藤竜也の
存在感、陸自隊員の吉田栄作の細やかな演技が良かった
です。
 アクションシーンは敵の設定上「見えざる敵」との防
衛戦という描写になっていて、この辺はアメリカなんか
と違って、銃に馴染みの薄い日本では常にアクション映
画のハンデだったりするんですが、今回はそこを上手く
逆手に取った形で、緊迫感を生み出していると思います。

 こういうジャンルの作品はまだまだ良いものが出来る
と思うので、これからもどんどん作っていってほしいで
す。(天動説/映画批評)


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