【映画批評 過去記事から】
BALCKMAFIA■2008/GPミュージアムソフト/84分
監督:金澤克次
脚本:ますもとたくや
撮影:三好和宏
出演:遠藤憲一、曽根悠多、渋谷琴乃
   堀田眞三、藤井玲奈、木村圭作
   大和啄也、川本淳市、小沢和義
   哀川翔




 龍田組若頭の功一(遠藤憲一)は、生き別れになっていた弟
の孝之(曽根悠多)と20年ぶりの再会を果たす。しかし、龍田
組が捌いたと噂の覚醒剤が、孝之の勤務する中学に蔓延して
いたことがわかり、兄弟の心はすれ違う。
 一方で、御法度のはずの覚醒剤に手を染め、崩れ往く龍田
組。功一は兄弟分の松村組若頭・当麻(哀川翔)と手を組み、
闇から伸びる黒い糸を断ち切りに動き出す…


 まず何と言っても主演の遠藤憲一さん、曽根悠多さん、渋
谷琴乃さんの共演がすごくいいです。表情や言葉の微妙なニ
ュアンスがすごく伝わってきます。小沢和義さんの多層的な
性格描写(静と動と狂)、オイシイところで颯爽登場する哀
川翔さんの弾けっぷりも楽しすぎます。

 物語構成は、昔の任侠映画のカッコ良さを現代的に復活さ
せた感じでスッキリ判りやすいです。各エピソードをギリギ
リまで削って徹底的に3人をめぐるストーリー展開となって
いるのもいいと思います。(多少喰い足りない感も感じるか
もしれませんが)
 あと、編集のテンポが上手いなぁ、と思いました。例えば、
病院で遠藤さんに殴り掛かる曽根さんのシーン。続けて看護
婦さんのセリフがパッと入る、タテ構図の画面のタイミング
は、ちょっとうなりました。
 クライマックスはもうテンション最優先でイケイケの展開
で、何も言うことはありません。あまり血なまぐさいカット
がないので、女性の方にもおススメです。特に渋谷さんの自
然な演技のすばらしさには共感していただけると思います。
 エンケンさんの終始一貫した漢(おとこ)っぷりと、曽根
さんの真っすぐな正義感に泣ける一作でした。

(天動説:映画批評)

↓よろしければ御投票ください。
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村
関連記事
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加 はてなブックマークに追加
NEXT Entry
映画批評『神様のパズル』 宇宙はロックと物理と恋で出来ている。
Entry TAG
渋谷琴乃   小沢和義   木村圭作   Vシネマ  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
Maps
PROFILE

gadget9007

Name:竹澤収穫



 邦画が中心の映画批評人。
物語そのものより、映画にお
ける「映像表現」の面白さを
重視しています。映画の採点
評価はしません。
 コメント、トラックバック
もお待ちしております。
●連絡先 →

COCO

ACCESS
最新記事一覧
『ダブルミンツ』 Jun 24, 2017
『武曲 MUKOKU』 Jun 24, 2017
『TAP THE LAST SHOW』 Jun 21, 2017
『花戦さ』 Jun 20, 2017
『無限の住人』 Jun 10, 2017
『あん』 Jun 05, 2017
『大阪極道戦争 しのいだれ』 Jun 04, 2017
『光』 Jun 01, 2017
『TOKYOデシベル』 May 30, 2017
『エミアビのはじまりとはじまり』 May 05, 2017
全記事表示リンク
検索フォーム
ブログ内ランキング
ブログパーツ

Page Top