【映画批評 過去記事から】
スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ■2006年/ヴィスタサイズ/98分58
■制作プロダクション:セントラル・アーツ
監督:深作健太
原作:和田慎二
脚本:丸山昇一 
撮影:小松高志
照明:渡辺三雄
アクション監督:横山誠
編集:洲崎千恵子
音楽:安川午朗
出演:松浦亜弥、竹内力、長門裕之
   石川梨華、岡田唯、三好絵梨香
   大谷雅恵、窪塚俊介、斉藤由貴

同名漫画を原作にしたTVドラマシリーズが人気を博した学
園少女活劇のオリジナル劇場版。4代目主人公に松浦亜弥。
 非合法な情報ばかりを載せる謎の裏サイト「エノラゲイ」
に、一週間前から不気味な時を刻むカウンターが動き出し、
潜入していた特命刑事が爆死する。同じ頃、ニューヨークか
ら強制送還される一人の凶暴な少女(松浦亜弥)がいた。彼
女は逮捕された母親を釈放させるため、警視庁特務機関の特
命を受けた学生刑事として、裏サイトの実体を探ることに。

 原典を換骨奪胎し、現代風にアレンジされた新生「麻宮サ
キ」の活躍。「動機」が不明瞭な犯罪、想像力の欠如と無関
心が生み出す混沌とした「社会」へのカウンターとして、あ
えて時代錯誤的とも映る不良キャラクターを復活させるファ
ンタジー。その「衝突」が生み出す痛快感は「映画」ならで
は。アイドル映画のスタイルを維持しつつ、その中で圧倒的
な凄みを見せる松浦亜弥の演技・アクションも秀逸だ。
 嘘臭さを巧みにスルーして描かれるヨーヨーバトルに、ム
ダなくテンポ良く展開するドラマ。映画そのものもタイトに
引き締まって最後まで飽きさせない。
 「学園ドラマ」ということも含めて、本作では「時間制限」
がドラマの重要なポイントになっている。「謎の予告」のカ
ウントダウン、時限爆弾のタイマーにはじまり、3日間とい
う潜入捜査期限など、サキの戦いは常に時間との戦いだ。迷
っている暇などなく、とにかく動くしかないというその行動
原理が、映画そのものの活力にもなっている。
 Vシネマのイメージをガラリと覆す竹内力の好演、暗闇指
令・長門裕之、初代麻宮サキ・斉藤由貴(特別出演)による
1stシリーズ「後日談」的設定も嬉しい。
d(>_< )Good!!(天動説 再2013/02/11)

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