【映画批評 過去記事から】
先生を流産させる会■2011/アメリカンビスタ/62分
■制作プロダクション:アミューズ、ノライヌフィルム
監督・脚本:内藤瑛亮
撮影:穴原浩祐
照明:星野洋行
編集:冨永圭祐
音楽:有田尚史
出演:宮田亜紀/小林香織、高良弥夢
   竹森菜々瀬、相場涼乃、室賀砂和希
   /大沼百合子

映画公式サイト→

難しい年頃の生徒たちやその母親たちの過剰な愛情に手を焼
きながらも、熱心に指導に取り組む中学校教員・サワコ(宮
田亜紀)。そんなサワコが妊娠したことは生徒たちにひとつ
の事件だった。とりわけ美月(小林香織)にとっては…

 女性教師を「流産」させようとする少女たち。まるで「悪
魔憑き」の様な行動に、一人の「大人の女性」として敢然と
立ち向かう教師サワコ。罪悪感が欠落したような少女たちが
引き起こす異様な状況の中、毅然とした姿勢を取り続けるサ
ワコの「悪魔払い」にも似た決死の行動、その「対決」の一
部始終に慄然とする1時間。その衝撃的なタイトルに負けな
いドラマ強度。メリハリの効いた隙のない映像と、脳の奥に
鳴り響く不吉なイメージの音楽。
 しかし、どこかオカルト的な香り漂う濃厚なサスペンスは、
不快感に押し流される寸前、厚い人物描写と繊細な作劇によ
って、緊張感を維持したまま、人と人とが織りなす深いドラ
マへと移行する。「性」と「命」を巡るサワコ先生の圧倒的
な「教育」は、凡百の学園ドラマを越える強靭な説得力を放
っている。まさに「最凶」にして「最恐」、そして「最強」
の教育映画。
d(>_< )Good!!(天動説 2013/02/04)


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