【映画批評 過去記事から】
ワルボロ■2007年/ヴィスタサイズ/109分
■制作プロダクション:セントラル・アーツ
監督:隅田靖
脚本:木田紀生
原作:ゲッツ板谷
撮影:佐光朗
照明;加瀬弘行
編集:只野信也
音楽:鮎川誠、遠藤幹雄
出演;松田翔太、新垣結衣、福士誠治
   木村了、城田優、古畑勝隆、途中慎吾
   弓削智久、温水洋一、武田航平、戸田恵子
   ピエール瀧、塩見三省、仲村トオル

 80年代の東京立川市。勉強一筋だった中学3年生のコーち
ゃん(松田翔太)は、授業中に不良の幼馴染のヤッコ(福士誠治)
にブチギレして大暴れ。その日を境に不良に転身したコーち
ゃんは、ヤッコが仕切る不良グループ「錦組」の仲間ととも
に、立川の不良中学生たちとの喧嘩三昧の毎日に突入してい
く。
 不良学生たちがケンカに明け暮れる青春活劇は、古今様々
にあるが、元祖・東映の三角マークを戴く本作は、まさに東
映活劇の系譜に連なる作品といえる。ある限定された時代設
定、立川という固定された舞台限定の上で、地域の学校同士
が覇権を巡って対立するという図式は、まさに『仁義なき戦
い』である。(原爆ドームの代わりに米軍輸送機がシンボル
的に何度も飛来するのもイメージを喚起させる)
 とはいえ、学生のケンカゆえ、キワドいところまではいく
ものの血なまぐさい展開はなく、その若さゆえの無軌道さは
『ビーバップ・ハイスクール』の直系(再生)といった方が
的を射ているかもしれない。新垣結衣とのエピソードの交え
方も、情緒的になり過ぎず適切に物語に馴染んでいる。
 常に「少人数」VS「大人数」の戦いが展開し、せせこま
しい町中をまさに縦横無尽に動き回るアクションが面白く、
総合的には弱小チームである「錦組」の面々が、圧倒的な勢
力に屈せず、戦い抜くその気力と闘志の有り様が清々しい感
動を呼ぶ。
d(>_< )Good!!(天動説 2013/03/02)

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