【映画批評 過去記事から】
迷宮カフェ■2015年/ヴィスタサイズ/112分
■制作プロダクション:ワンワークス
監督・脚本・編集:帆根川廣
撮影 :石井浩一
照明:椎原教貴
美術:松本知恵
音楽:松岡政長
出演:関めぐみ、市川由衣
   角田信朗、藤原薫、大迫一平
   螢雪次朗、荒川ちか、柴田杏花
   吉井怜、津川雅彦
【映画公式サイト→】

人里離れた一軒のカフェ。美しき店主・マリコの過去は謎に
満ちていた。そこを訪れる客が次々に失踪するという噂を聞
きつけ、真相を探りに来た週刊誌記者・榎木田。そして秘密
を抱えた三人の常連客が「骨髄移植」を通してひとつに繋が
っていく…。
d(>_<  )Good!! (天動説 2015/04/08 ディノスシネマズ札幌劇場)

「骨髄移植」をモチーフとして、生きることや
命について考えさせられる群像劇。タイトルか
ら受けるイメージとはちょっと違って、語り口
は軽快で、全体的に笑いを誘うシーンも多く、
比較的重くなりがちなテーマを巧く展開してい
る。各キャラクターの意外性に満ちたドラマに
次第引き込まれていく。
 唯一気になる点は、カフェの実態を探る榎木
田の視点が、途中から曖昧になると同時に、そ
の存在もまた曖昧な感じになってしまっている
点で、「探偵が謎のカフェの秘密を探る」とい
う軸で一貫した方がもっと良かったのではない
かと思う。

 映画は、「命をつなぎとめる」ことから「そ
の命をいかに生きるか」にまで踏み込んでいく。
「命は大事」という、普遍的であるがゆえに類
型的になりがちなテーマを「物語」の中にうま
く溶け込ませることで、その真意が観るものに
まっすぐに届く。
 「生きる」ということは、誰かのため、何か
のために「覚悟を決める」ということなのかも
しれない。
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