【映画批評 過去記事から】
64ロクヨン■2016/シネマスコープ/121分
■制作プロダクション:コブラピクチャーズ
監督・脚本:瀬々敬久
原作:横山秀夫(文春文庫刊)
脚本:久松真一/脚本協力:井土紀州
撮影:斉藤幸一
照明:豊見山明長
美術:磯見俊裕
編集:早野亮
音楽:村松崇継/主題歌:小田和正
出演:佐藤浩市、綾野剛、榮倉奈、夏川結衣、緒形直人
   窪田正孝、坂口健太郎、鶴田真由、菅田俊、筒井道隆
   赤井秀和、鳥丸せつこ、柄本佑、金井勇太、小澤征悦
   芳根京子、菅原大吉、椎名桔平、滝藤賢一、吉岡秀隆
   奥田瑛二、仲村トオル、瑛太、永瀬正敏、三浦友和
【映画公式サイト→】

昭和最後の年、昭和64年。 その年に起きた少女誘拐殺人事
件は刑事部で「ロクヨン」と呼ばれ、少女の死亡、未解決の
ままという県警最大の汚点として 14年が過ぎ、 時効が近づ
いていた。 平成14年。三上義信は「ロクヨン」の捜査にも
あたった敏腕刑事だったが、警務部広報室に広報官として異
動する。記者クラブとの確執、キャリア上司との闘い、刑事
部と警務部の軋轢、そして時効間近にして浮かび上がるロク
ヨン事件の真相、様々な問題と対峙するが——
d(>_<  )Good!!(2016/04/28 試写会)
県警広報室がメインゆえ、いわゆる警察モノとはひと味違う
ストーリーが展開する。事件報道への対応と署内の力関係の
バランスの中で、四苦八苦する主人公。派手な見せ場こそ無
いが、実力的に申し分のない俳優陣による煮詰めに煮詰めた
演技と、余分なモノを削りに削った映像が、未解決事件の真
相や記者クラブとの確執の行方をじっくり描き出す。
 作品の印象としては「扉」の映画である。閉ざされた謎の
扉、閉じていた心の扉、その扉の前に立ち塞がり、あるいは
途方に暮れ、心揺らぐ人たち、それを開けようと砕身する主
人公。過去と現在、ギリギリと音を立ててぶつかり合う人と
人。そこに強烈なドラマが立ち上がる。その「扉」を開けた
先に何があるのか、何が待つのか——その答えは後編に続く。
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2016鑑賞   瀬々敬久   佐藤浩市   ロクヨン  
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Name:竹澤収穫



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