【映画批評 過去記事から】
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ちはやふる上の句■2016/シネマスコープ/111分
■制作プロダクション:ROBOT
監督・脚本:小泉徳宏
原作:末次由紀
撮影:柳田裕男
照明:宮尾康史
美術:五辻圭
録音:小松崎永行
編集:穂垣順之助
音楽:横山克/主題歌:Perfume
出演:広瀬すず、野村周平、真剣佑
   上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希
   清水尋也/松田美由紀、國村隼
【映画公式サイト→】

小学校の同級生の千早、太一、新は、いつも仲良く競技かる
たを楽しんでいたが、卒業を機に彼らはバラバラになってし
まう。高校に進学した千早は再会を果たした太一と一緒に競
技かるた部を立ち上げ、この世界に導いてくれた新を思いな
がら全国大会を目標とする。寄せ集めだったチームは次第に
結束を強めていくが、太一には千早への想いと、新へのわだ
かまりを抱えていた… そして地区大会決勝の日がやって来
る。はたして千早たち「かるた部」の勝利の行方は——
d(>_<  )Good!!(2016/04/29 ユナイテッドシネマ札幌 スクリーン9)


 原作の再現度やイメージがどうこう言うのは他の人にお任
せするとして、本作『ちはやふる 上の句』は、何より映画
として面白く、かつ質の高い作品である。競技かるた一筋の
女子高生を広瀬すずが快活に演じるが、過剰なまでの情熱が
画面に弾ける様は愛らしく微笑ましく、その一途さが羨まし
くさえなる。かるた部メンバーもそれに負けず劣らず超個性
的な顔ぶれで、それぞれのキャラクターがはっきり明確なの
も良い。
 画面全体を使って、のびのびと豊かに動き回る彼らの姿を
追っていくだけでどんどん物語に引き込まれて行き、その人
物の「動き」の躍動感がドラマを停滞させることなく、常に
活き活きと輝いている様は感動的の一言に尽きる。キャラク
ターが、単なる記号ではなく「生きている」という実感が伝
わってくる俳優陣の「本気」の演技が素晴らしい。
 そして「競技かるた」の静と動のダイナミズム、緊張と緩
和のリズムの、何と映画的で面白いことか。爽やかな青春映
画であると同時にまさに手に汗握る「活劇」といって間違い
ないだろう。映像的にもセリフ的にもほとんど無駄がなく、
映画全体の緩急の中にサッと差し込まれるユーモア、アニメ
ーションの使い方のセンスもいい。あとはもう、個々人の好
き嫌いの問題でしかない。
 かるたや百人一首に興味のなかった人も、漫画原作を知ら
ない人も、ぜひこの映画に「入部」することをおススメした
い。(了)
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2016鑑賞   ちはやふる   小泉徳宏   広瀬すず   上白石萌音  
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Name:竹澤収穫



 邦画が中心の映画批評人。
物語そのものより、映画にお
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